「他山の石(たざんのいし)」ということわざは、他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分自身の成長や改善の助けとなることを意味します。
他人の良い言動は自身のお手本になるという意味ではありません。また、自身の改善に役立てるのは、他人や外部の失敗であり、自分自身や、社内や部署内、学校内など、自分と直接関わりのあるところからではないので、使い方に注意が必要です。
以下に「他山の石」を使った短い例文をいくつか挙げます。
他山の石の例文
他人の失敗を他山の石として、自分の成長に役立てます。
他社の不祥事を他山の石としよう。
他人の失敗を笑っているだけでなく、他山の石とすべきである。
他社の事例を他山の石とし、自社の商品改善につなげたいと考えています。
あの人を他山の石として、自分自身の人間性を高めるために学び続けたいと思います。
あの国で起きた災害を他山の石とし、我が国の災害対策に尽力していただきたい。
あの人失敗を他山の石として、我々は精進していこう。
あの会社の不祥事は、多くの会社にとって他山の石となるだろう。