意味
連絡をしても返事がない、便りがないという意味で用いられる慣用句です。
例文・使い方
上京した娘に何度電話をかけても梨の礫だ。病気で倒れていなければいいが。
彼からのメッセージにはいつも即レスなのに、最近は梨の礫状態が続いている。大丈夫かな。
依頼していたデザイン案について、早く返事が欲しいところだが、デザイナーからは梨の礫だ。
今後の案件に影響が出る前に返信してほしいが、担当者にいくら問い合わせをしても梨の礫で困っている。
友人の投資話に乗ったものの、お金を振り込んでからは梨の礫で、電話番号も変えられていた。どうやら、友人もお金も失ったようだ。
息子に何度手紙を書いても梨の礫で、心配と怒りが交差していたが、手紙を書いただけで送るのを忘れていた。
故郷の友人に手紙を送っても、梨の礫だったので心配していたが、長期旅行に出ているらしく、海外から手紙が届いて安心した。
友人は海外旅行から帰ってきているはずなのに、何度電話しても梨の礫なので、また別の国に出かけたのかと思っていたら、日本に着いてすぐに交通事故に遭っていた。