風邪はなぜ「ひく」なのか

風邪をひいた女性の画像

インフルエンザは「かかる」、風邪は「ひく」
病気は「かかる」や「なる」を使って、「病気にかかる」「病気になる」といいますが、風邪は「ひく」を使って「風邪をひく」といいます。
風邪と似た症状でも、インフルエンザは「インフルエンザにかかる」といって「インフルエンザをひく」とはいいません。
風邪だけが「ひく」を使うのはなぜでしょう。

「風邪をひく」という理由
「風邪」は「かぜ」で、空気の動きや流れを表す「風」と同じ読みをするように、風が語源となっており、昔は「風」と書いていました。
中国では、外気に邪悪なものが潜んでおり、体に悪い影響を及ぼすと考えられていたことから、「風」に「邪」を付け「風邪(ふうじゃ)」と表しました。
「風邪」の漢字が日本に入った当初は、「風邪」を「ふうじゃ」と音読していましたが、やがて和語の「かぜ」に「風邪」を当て、病気と空気の流れを区別するようになりました。
風邪は体に悪い影響を及ぼす邪悪な風を吸い込むことからなると考えられていた病気。つまり、風邪は体に邪悪な風を引き込むことです。
そのため、「風邪になる」や「風邪にかかる」とはいわず、「風邪をひく」というようになったのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 星が瞬く画像
    星が瞬く理由 夜空を眺めていると、星がキラキラと瞬いています。 しかし、実際は星が明るさを変えて…
  2. 血のついた皿の画像
    体内を流れる「血」と、器の「皿」の漢字は、とてもよく似ており、違うのは「ノ」の有無だけです。 「血…
  3. 忙しい人の画像
    「せわしい」と「せわしない」の意味 「せわしい」は漢字で「忙しい」、「せわしない」は漢字で「忙しな…
  1. 緑色の葉っぱの画像
    木の葉や草が緑色になる理由 木の葉や草が緑色になるのは、葉緑素(クロロフィル)という緑色の色素が含…
  2. オリンピック五輪マーク
    五輪マークの発案者 オリンピックのシンボルである五輪マークは、近代オリンピックの提唱者で「近代オリ…
  3. 臭い画像
    「臭」の漢字を分解すると「自」と「大」 「におい」や「くさい」を意味する「臭」という漢字は、分解す…
  4. 赤い目のウサギの画像
    目が赤いウサギは特殊なウサギ ウサギといえば、赤い目をイメージする人も多いと思いますが、多くのウサ…
  5. 圧力鍋の画像
    圧力鍋は短時間で料理が作れる 圧力鍋は普通の鍋に比べ、時間のかかる煮物や蒸し物などの料理が短時間で…
ページ上部へ戻る