風邪はなぜ「ひく」なのか

風邪をひいた女性の画像

インフルエンザは「かかる」、風邪は「ひく」
病気は「かかる」や「なる」を使って、「病気にかかる」「病気になる」といいますが、風邪は「ひく」を使って「風邪をひく」といいます。
風邪と似た症状でも、インフルエンザは「インフルエンザにかかる」といって「インフルエンザをひく」とはいいません。
風邪だけが「ひく」を使うのはなぜでしょう。

「風邪をひく」という理由
「風邪」は「かぜ」で、空気の動きや流れを表す「風」と同じ読みをするように、風が語源となっており、昔は「風」と書いていました。
中国では、外気に邪悪なものが潜んでおり、体に悪い影響を及ぼすと考えられていたことから、「風」に「邪」を付け「風邪(ふうじゃ)」と表しました。
「風邪」の漢字が日本に入った当初は、「風邪」を「ふうじゃ」と音読していましたが、やがて和語の「かぜ」に「風邪」を当て、病気と空気の流れを区別するようになりました。
風邪は体に悪い影響を及ぼす邪悪な風を吸い込むことからなると考えられていた病気。つまり、風邪は体に邪悪な風を引き込むことです。
そのため、「風邪になる」や「風邪にかかる」とはいわず、「風邪をひく」というようになったのです。

関連記事

  1. 生徒が掃除をする画像
    日本の学校では生徒、海外の学校では清掃業者が掃除をする 日本の学校では指導要綱にも書かれていないの…
  2. 時計の画像
    右回りを「時計回り」、左回りを「反時計回り」と言うように、時計の針は右回りで回っています。 時計が…
  3. オリンピック五輪マーク
    五輪マークの発案者 オリンピックのシンボルである五輪マークは、近代オリンピックの提唱者で「近代オリ…
  1. ドーナツを食べる画像
    別腹が作られるメカニズム 脳内で「食べたい」と思った時には、オレキシンという物質が分泌されます。 …
  2. 数学記号の画像
    算数でも使われるポピュラーな数学記号「+」「-」「×」「÷」「=」の形は、それぞれ起源が異なり、中に…
  3. 鶏と卵の画像
    鶏1羽の産卵数では1人当たりの卵の消費量は賄えない 国際鶏卵協議会の報告によれば、日本国民1人1年…
  4. 働きアリの画像
    働かない働きアリは必ず2~3割 働きアリのコロニー(集団)の中には、2~3割の働かない働きアリが存…
  5. いちごのショートケーキの画像
    多くの記念日は、発明された日や語呂合わせで決められていますが、ショートケーキの日は意外な理由で毎月2…
ページ上部へ戻る