両国国技館の住所はなぜ「横綱」ではなく「横網」なのか

両国国技館の住所
大相撲の聖地である両国国技館の住所は、東京都墨田区横網町1丁目3番28号。
相撲にゆかりのある地で漢字も似ているため、「横綱(よこづな)」と間違えそうになりますが、墨田区の後は「横網(よこあみ)」です。

なぜ「横綱」ではなく「横網」なのか
以前は大相撲本場所の開催が蔵前国技館だったとはいえ、1833年(天保4年)から回向院(両国2丁目)で相撲興業が行われていたことから、回向院の境内内に旧国技館が建設されたという経緯があるように、両国は古くから相撲とゆかりのある地です。
しかし、現在の国技館がある地は、それよりも古い貞享年間(1684~1688年)には「南本所横網町」と称されていました。
番付の最高位として「横綱」が明文化されたのも1909年(明治42年)のことで、「横網」という地名より新しく、谷風梶之助と小野川喜三郎に横綱免許が与えられたのも、1789年(寛政元年)のことですから、「横網」は「横綱」と全く関係ないところから生まれた地名だったのです。

「横網」の地名の由来
横網町という地名は、隅田川沿岸の漁業に関係しているようです。
江戸時代初期、この辺りは海苔干場でした。
漁師が海苔採り網を横に干していた風景から、「横網」と呼ばれるようになったといわれています。


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