たけのこの成長はなぜ早いのか

たけのこの成長スピード
竹の若芽であるたけのこの成長スピードは、地表に顔を出す頃は1日数センチメートル程度ですが、10日ほど経つと1日数十センチメートル伸びるようになります。
1日で1メートル以上伸びることがあり、真竹で1.21メートル、孟宗竹で1.19メートル伸びた記録もあります。
たけのこが地表に顔を出してから2~3カ月程度で成竹と同じ高さまで伸びます。
その後、伸びたり太ったりせず、硬化が進んで成竹になります。

たけのこの成長が早い理由
多くの植物は先端部分に成長点があり、その成長点が活発に細胞分裂繰り返すことで上へと伸びていきます。
たけのこ(竹)は先端のほかに、約60個あるといわれる各節にも成長点があります。
それぞれの節にある成長点が同時に細胞分裂を繰り返すため、ひとつの節間の伸びは僅かでも、全体では大きな伸びとなるのです。

たけのこの栄養補給の仕方も成長を早くしている
多くの植物は、種子に含まれた栄養分で育ちます。
その栄養分を使い終えると、光合成によって栄養を作り出すことで成長しています。
竹は光合成で得た栄養分を地下に貯蔵します。
次の年に出てくるたけのこは、自力で栄養を作り出さなくても地下に貯蔵された栄養分を得て成長できるため、他の植物よりも早く成長できます。
竹は一本の独立した植物ではなく地下茎で繋がっている植物なので、地下に栄養を蓄えておき、若芽であるたけのこに栄養を与えることができるのです。


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